Products Review

パナソニック

持ち運べる独立型蓄電池発売へ

パナソニックライフソリューションズ社(道浦正治社長)は2021年3月24日、新しい独立型蓄電設備を発売すると発表した。蓄電池と充放電器を分離させ、持ち運びできる仕様にした。5月21日より受注を開始する。

同社は蓄電容量304WhでUSBコンセントを2ポート備えたリチウムイオン蓄電池とACコンセント付きの充放電器を組み合わせて提供する。蓄電設備として電気用品の安全に関する第三者認証であるSマークを取得する予定だ。

蓄電池を1台あたり質量約2.9kgと軽量化し、アプリを通じてスマートフォンなどで残容量を確認できるようにした。独立型蓄電設備の場合、一般的には付属のACアダプタやケーブルで電気用品安全法の登録検査機関による適合証明を受けるのだが、同社は蓄電池や充放電器単体で適合させる予定だ。

同社はACコンセント1口の机上型と、ACコンセント2口とUSBコンセント2ポートの床置き型、計2種類の充放電器を用意。それぞれ質量を約2.6kgと約4.9kgとした。

近年はコロナ禍の影響から仕事や生活のあらゆる場面で人と人との距離をあけなければならず、新しい電力確保場所が必要になると想定して今回の製品を開発した。

希望小売価格を、蓄電池8万円、机上型充放電器5万円、床置き型充放電器8万円とし、すべて合わせて初年度3万台の販売を目指す。

左から蓄電池(上)と机上型充放電器、床置き型充放電器(右)

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