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脱炭素は、再エネが主力電源、原発は副次電源

橘川武郎 国際大学学長

第7次エネルギー基本計画を策定するうえで、重要な論点は何か。エネルギー事情に詳しい橘川武郎国際大学学長が語った。

プロフィール●1951年和歌山県生まれ。東京大学経済学部卒業。東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。経済学博士。青山学院大学経営学部助教授、東京大学社会科学研究所教授、一橋大学大学院商学研究科教授、東京理科大学大学院イノベーション研究科教授、国際大学大学院国際経営学研究科教授を経て、2023年より現職。東京大学・一橋大学名誉教授。元経営史学会会長。元総合資源エネルギー調査会委員。

2023年に札幌市内で開催されたG7気候・エネルギー・環境大臣会合で、『35年に温室効果ガスを19年比60%削減する』との目標が共同声明に盛り込まれた。この目標は13年比で66%削減となる。すでに30年に13年比46%削減するという目標を掲げているが、5年でさらに20%削減しなければならないわけだ。非常に困難な目標であるが、当然この目標を前提として第7次エネルギー基本計画を策定することになる。

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