エービーシー商会
専用部材一体パネル発売
建材製造のエービーシー商会(東京都千代田区、東川茂樹社長)は2024年9月、笠木などの専用部材と一体にした太陽光発電設備を発売する。協力施工店に製品を卸し、25年までに売上高3000万円を目指す。
同社はかねてより、屋上やベランダの外壁の腐食を防ぐ笠木という部材を製造していた。そこでカネカ製の出力59Wの太陽光パネルを調達し、アルミ製の笠木や専用部材とパネルを一体にした製品を開発した。
同社アルウィトラ・シーリング販売推進部販売・技術支援部販売・技術支援課の鈴木孝英アシスタントエンジニアは、「建物の屋上には多くの設備や機器が配置されており、太陽光パネルを設置するスペースを確保できない場合がある。そこで、笠木を有効に活用しようと、製品化に踏み切った」と話す。
製品名は『アルウィトラPVシステム』。耐風圧性能は2400N/㎡、耐雪性能は積雪30cmである。