Products Review

高島

新型の支持瓦『パワーベース』4月発売

住宅用太陽光発電システムの販売大手、高島(東京都中央区区、高島幸一社長)は今年2月、太陽電池モジュールを屋根に固定するフレームの支持瓦、『パワーベース』を開発。今年4月に発売する。従来の支持瓦と比べて施工性・安全性の向上を図り、すでに大手システムメーカーからの採用も決まっている模様。国内のシステムメーカーに提案を強めていく。

従来の支持瓦は、屋根材の上に設置する受け部材の位置を調整することが困難だったため、受け部材そのものがずれることもあった。これにより、軒側に支持瓦の荷重がかかり、瓦が割れるというケースもあったという。そこで、同社の新製品は、スライド式のスペーサーで支持瓦の受け部材を目視で固定できるようにし、安全性を高めた。

さらに、ガイドつきビス穴を設け、屋根材へ固定するためのビスを、ビス穴に沿って垂直に固定できるように改善した。従来はガイドつきのビス穴ではなく、屋根材へ固定する際、各々のビスが定まらずに、ビスがずれた形で固定され、それが雨漏りの起因となることもあったからだ。

このほか、屋根材とラックの固定金具を一括で施工できる構造にするなど、施工性を高めた。また、スライド式マウント金具を採用し、平板瓦に連段でモジュールを設置できるようにするなど、パネル設置のレイアウトの自由度を高めた。

製品名は『パワーベース』。現在特許申請中である。

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