モジュール、システム、そしてEPC
モジュール、システム、そしてEPC
シャープ ソーラーシステム事業本部 ソーラーシステム事業部長 稲田周次氏
巨額の有利子負債を抱え、経営悪化に苦しむシャープ。資産売却を進め、リストラクチャリングで再建を図るも、依然厳しい状況だ。しかし、太陽電池事業に光明が差し込む。FIT(全量買取り式の固定価格買取り制度)の導入による国内市場の拡大に伴い、業績が上向きに転じ、黒字転換の兆しが見えてきた。手負いの雄は、事業再建に向け、いかなるビジョンを描いているのか。
11年年初から、太陽電池モジュールメーカーの経営が悪化していったが、シャープも例外ではなかった。太陽電池事業の収益性は急速に低下し、11年度第1四半期に約38億円の営業損失を計上すると、その後、直近の12年度第2四半期まで、6四半期連続の赤字が続いた。
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