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〝系統連系〟を乗り越えろ

太陽光発電所の建設計画が目白押しで、賑わいを見せる全量売電市場であるが、ここに来て、プロジェクトの遅延や縮小、あるいは中止する案件まで浮上してきた。主因は、系統(電力送電網)への接続、すなわち、電力会社との〝系統連系〟の協議が進んでいないらしい。いったい何が起こっているのか。系統連系協議の内実に迫る。

鳥取県日南町で計画されていたメガソーラー建設が、今年8月に突然中止することになった。プロジェクトを進めていたのはソーラーウェイ。計画破綻の理由は、付近の系統に、同社が予定していた出力1.3MWの発電所で発電した電気を受け入れる容量がなかったため。管轄の中国電力は、出力を360kWに抑えれば、受け入れ可能としたが、それでは事業収支が合わなかったのである。

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