今期出荷500MW超 〝全量低圧〟に照準
世界のすべての太陽光パネルとカップリング
田淵電機 貝方士利浩 代表取締役社長
太陽光発電用の小型パワーコンディショナで国内トップを走る田淵電機。住宅用太陽光発電システム向けのパワーコンディショナの生産は今年で17年目を迎える。その技術と実績の評価は高く、昨年発売した独自製品『エネテラス』の売れ行きも好調だ。パワーコンディショナの出荷は現在、前期比30%増と大幅に伸びており、今期は容量にして500MWを超える勢い。全量売電市場が急拡大するなか、新戦略を描く貝方士利浩社長に話を聞いた。
「世界のすべてのパネルとカップリングできるパワーコンディショナをつくる」。独自ブランド『エネテラス』の立ち上げを機に、昨年新たな方針を掲げた。それまでは大手パネルメーカーのブランドの下で、住宅用パワーコンディショナのOEM(他社ブランドでの生産)に専業していただけに、これは大きなターニングポイントであったに違いない。
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