Company & Key person

「変圧器一体高圧盤の販売好調 蓄電所向けサービス開始へ」

力電 本家正雄 代表取締役

再エネ関連機器製造の力電は、変圧器一体型高圧盤や変圧器励磁突入電流抑制回路を開発するなど、独自製品の開発に意欲的だ。今後は蓄電所の設計支援や設備提供にも乗り出す構えだ。

──2024年9月期を終えたが、ここまでの業績は。

 

当社は今期(25年9月期)で4期目を迎え、ここまで着実に業績を伸ばせた。売上高は公開していないが、2期目(23年9月期)から黒字経営を続けている。

現在の主力製品は、変圧器一体型の高圧盤『PVスマート』だ。変圧器の上部に高圧盤と低圧盤を取り付けたもので、縦型の一体型設備であるため、従来品と比べて設置スペースを3分の1程度に削減できるほか、接続作業を簡素化できる。

これまで試験販売を行ってきたが、23年11月に正式に発売した。特に24年2月末に出展した展示会以降、引き合いが旺盛で、24年9月期は60台ほどを出荷した。屋根上設置の自家消費用だけでなく、地上設置型でも採用されている。

もっとも、現在商談中の案件が多く、25年9月期は2倍以上の出荷を目指したい。現在の変圧器容量の製品群は200kVAから最大750kVAまで揃えているが、来春には1000kVA品も市場に投入する計画だ。

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