ネグロス電工
パネル上歩行用の作業台発売
電設資材メーカーのネグロス電工(東京都江東区、菅谷三樹生社長)は3月、太陽光パネルの上を歩ける作業台を発売した。工場や商業施設の屋根に太陽光パネルを搭載する事例が増えるなか、需要が見込めると判断した。
赤外線サーモグラフィーカメラで局所的な発熱を見つける場合など、作業者は太陽光パネルに近づいた方が異常を発見しやすい。だが、工場や商業施設の屋根上一面に隙間なくパネルを敷き詰めた現場では、パネルを踏んで歩かない限り、すべてのパネルを点検できない。とはいえ、パネルを踏むと、細かな傷が生じる恐れがある。
同社はこうした課題を解決すべく、太陽光パネルを傷つけずに人が移動できる作業台を発売した。アルミニウム合金製の足場板を、耐久性に優れるエチレンプロビレンゴム製の保護具でパネルに取り付ける製品である。
パネル面の傾斜角度が10度未満で、パネルの短辺が1m以下、パネル同士の設置間隔が1㎝以上あれば使用でき、最大120㎏の重量に耐えられる。標準価格は税別1万3300円である。