現場の力 匠の技

「10年、20年先を見据えた施工を」

アイデン 安田武司 取締役社長

「最近は本当に忙しいですよ」。
取材開始直後の安田武司社長の第一声だ。7月1日のFIT(全量買取り式の固定価格買取り制度)の開始以降、住宅用太陽光発電に加え、産業用太陽光発電の仕事も増加、累計施工件数が7000件を突破し、ここ数年は年間1000件の施工を請け負っている。全国有数の太陽光発電施工店であるアイデン(大阪府泉佐野市)の施工技術を探った。

同社が太陽光発電事業に参入したのは1997年。当時、取引があった電気工事業者が大手太陽電池メーカーから住宅用太陽光発電システムの施工依頼を受けた際、アイデンが協力したのがきっかけだ。参入当初の年間施工件数は20件程度に過ぎなかった。「工期は約1週間。マニュアルは一応あったが、基本的にはケースバイケースの対応だった」と当時を振り返る。

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