第一期はn型単結晶も、第二期は低価格ポリ生産検討
マレーシアプロジェクト、二正面戦略へ舵
トクヤマ 幸後和壽 代表取締役社長 執行役員
PV(太陽光発電)用シリコンの価格下落が進み、国内シリコンメーカーの生産撤退が相次ぐなか、ポリシリコン大手のトクヤマは、マレーシアでPV用ポリシリコンの一大生産拠点の建設を進めている。年産6200tの第一期プラントは13年6月に、年産1万3800tの第二期プラントは14年4月に稼動する予定だ。過当競争が激化する世界のポリシリコン市場で、いかなる戦略を描くのか、日本のシリコン技術を背負う同社の幸後和壽社長に聞いた。
幸後社長は昨年11月の決算説明会で、マレーシアのプロジェクトに関する戦略をこう語った。
この記事を読むにはWEB会員専用アカウントでのログインが必要です