古河電気工業
PV用配管固定部品 発売
古河電気工業(東京都千代田区)は、フォトボルテック(大阪府茨木市)、平田工業(大阪府大阪市)とともに、PV(太陽光発電)システム用配管を屋根に固定する屋根固定部品を開発、5月28日より販売を開始した。
3社が開発したのは、PVシステムの配線を保護する電線管として使用されているPF管(合成樹脂製可とう管)を屋根に固定する部品。これまで専用部品がなく、屋根に穴を開けるなどして固定していたため、屋根を傷めることなくPF管を設置する代替法として注目されている。
製品の特長は、簡単かつ確実に取り付けできるほか、様々な屋根に対応できる汎用性である。板金部分に耐久性や耐腐食性に優れる耐摩カラー鋼板を採用、クリップ部は360度向きを変えることができる。屋根の種類に合わせて、各種スレート材に対応した『カラーベスト用』と和瓦や平板瓦向けの『和/洋瓦兼用』の2種類をラインナップしている。
約1年半前にPF管を販売する古河電気工業がフォトボルテックにPF管固定部品の共同開発を依頼したのが開発のきっかけ。その後、フォトボルテックが基本設計を担当し、平田工業が製造、古河電気工業グループが全国の電材商社などを通じて販売するという体制での事業化を進めた。