Products Review

プリード

全天カメラ、4月から販売

気象観測機器メーカーのプリード(東京都福生市、笹本和敏社長)は、空の状態を画像解析できる全天カメラを、東海大学や近畿大学、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と共同で開発、今年4月から販売を開始している。

同製品は空の状態を撮影し、その画像をパソコンなどに取り込むもの。主に雲量など空の状態を解析するために使用される。まずはJAXAに10台納入した。笹本和敏社長は「太陽光発電所の設置前調査において、雲の状態などを見ることで、より正確な発電量を調べることができる」と導入前の調査での使用を提案する。

同社では約10年前から空の状態を画像解析する機器『スカイビュー』を実用化していたが、今回の新製品はその高品質版である。新製品は従来品の0.3メガピクセルから16メガピクセルに解像度がアップ、より高精度な画像を取り込めるようになった。『スカイビュー』はこれまで研究機関向けなどに累計100台以上の実績を残している。

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