トーワシステムサポート
タブレット端末型販売支援ツール発売
ソフトウェア開発のトーワシステムサポート(東京都渋谷区、島田富男社長)は、タブレット端末を用いたPV販売支援ツールの販売を5月1日より開始した。初年度は1000ライセンスの販売を目指している。
同製品は、持ち運びが可能なタブレット端末を使って、発電量や電気代をシミュレーションし、設置事例の紹介などを行えるもので、興味を持ったユーザーへ迅速に見積もり提案まで行える販売支援ツールである。主な機能としては、タブレット端末の画面上に、施工事例の写真や動画を表示できるほか、発電量や電気代、ローンのシミュレーション、見積書の作成、補助金検索も行える。
サーバでデータ管理を行っているため、トーワシステムサポートが写真や動画のアップロード作業や最新データへの更新などをバックアップ、システム運用の手間を最小限に抑えている。
同社は1991年設立、ソフトウェア開発などを主な事業としてきた。2010年にはエコ事業部を立ち上げ、共同仕入れなども行うグループである『太陽光システムエンジニアリング』に加盟し、PV事業に参入した。
島田富男社長は「販売していると、営業ツールがチラシ程度しかなく、興味を持たれた時点ですぐに見積もりなどを提案するのが難しかった。ならば、ソフトウェア会社である当社で開発しようと考えた」と開発の経緯を述べる。
現在対応しているタブレット端末はアップル社の『iPad』のみだが、十二町哲治CTOは「1~2ヵ月ほどの設定準備期間があれば、基本的に他社製のタブレット端末でも利用することができる」と語る。1か月間の無料体験版も提供しているほか、提携しているソフトバンクテレコムでは、『iPad』の1~2週間レンタルも実施している。
製品名は『フォトリューション』。初期費用5万円(現在キャンペーン期間として3万円)、月額使用料9500円(金額は全て税抜)、最低契約期間1か月。6か月以上の定期割引や5ライセンス以上のボリューム割引も実施。産業用案件向けの販売支援ツールの開発も検討している。