米製フレキモジュール、日本で開花!?
建材一体で先行するオー・ジー CBCはメーカー志向
形状を柔軟に変えられる薄膜フレキシブル型太陽電池モジュール──。軽量で架台レスなど結晶系モジュールとは一線を画すその特性に魅了され、用途開発が再燃している。なかでも、米グローバルソーラーエナジー(GSE)製のCIGS型フレキモジュールを扱う国内代理店が積極的だ。先んじてGSEと調達契約を交わしたオー・ジー(大阪市淀川区、瀧野裕之社長)と、モジュール製造に踏み込むCBC(東京都中央区、土井宇太郎社長)。両社の開発に迫る。
淀川製鋼所と共同開発
化学専門商社のオー・ジーは2009年からGSEと交渉をスタートし、10年12月に販売契約を結んだ。きっかけは、塗料や樹脂材料を取引する建材メーカーからの「結晶系モジュール以外で建材一体型PVを開発できないか」という依頼だった。様々な可能性を模索した結果、GSE製モジュールに辿り着く。
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