「見積り、雨漏り、客先回り」
ヒロトモエナジー 広田直樹 代表取締役社長
FIT（全量買取り式の固定価格買取り制度）運用を前に、活気づく国内の産業用PV（太陽光発電）市場であるが、価格競争が先行して、品質がお座なりになる懸念もある。この状況下、今年2月、兵庫県尼崎市のSI（システムインテグレーション）企業が、国際認証機関のテュフ・ラインランドから施工品質を評価され、国内で初めて施工の企業認証を取得した。広田直樹氏率いるヒロトモエナジーである。同社の〝施工力〟を探った。
神原汽船の福山物流センターに設置した出力400kWの発電設備。テュフはこの設備を検査し、SIを担当したヒロトモに認証を発行した。
広田氏がPVと出会ったのは今から17年前、1995年である。当時勤めていた大手電気設備会社で、産業用PV施工の部署に配属されたのがきっかけだ。
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