「モジュール開発とEPCでトータルコスト低減へ」
ソーラーフロンティア 亀田繁明 代表取締役社長
昭和シェル石油グループの太陽電池モジュールメーカー、ソーラーフロンティアは、CIS型薄膜モジュールの量産開発に力を入れる一方、EPC(設計・調達・建設)事業に乗り出した。昨年9月より専門の部署を立ち上げて営業活動を本格化しており、メガソーラー建設の受注獲得に動く。モジュール市況の急落と円高の逆風を受けるなか、国内事業を強化する狙いだ。経営トップの亀田繁明社長にその真意を訊いた。
同社は11年2月、約1千億円投じて宮崎県国富町にCIS型モジュールの第三工場、国富工場の稼動を開始した。年産能力はCIS型モジュールでは世界最大となる900MW。最新鋭の設備を導入し、全製造工程で自動化・大型化を施した。当初の計画通り、昨年7月に全ラインでの生産を開始。11年末までに同工場から約400MW分のモジュールを出荷した。
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