[第66回]
検証!第1回長期脱炭素電源オークション⑦
金融が貸し渋る理由 中編4
蓄電事業者は需給調整市場でどのように取引すればよいのか。アンプレナジーの村谷社長がΔkW(調整力)の価値と需給調整市場の運用について解説した。
村谷敬(むらたに・たかし)
1980年生まれ。群馬県出身。成蹊大学法学部法律学科卒。行政書士。エナリス、エプコで培った電力自由化業界の経験を基礎に、電力ビジネスのコンサルティングを行う。エネルギー法務を手がける村谷法務行政書士事務所の所長を務め、2017年にAnPrenergyを設立、代表取締役に就任。
需給調整市場で取引される商品は、一次調整力、二次調整力①、二次調整力②、三次調整力①、三次調整力②と、5つあるが、三次調整力②とそれ以外では入札の手続きが大きく異なる。そこで、まず三次調整力②の取引から解説する。
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