Company & Key person

「ニッチトップを目指す」

カナメ 佐藤拓 常務取締役 兼ソーラー・ルーフ事業部長

太陽光パネル取付金具を生産するカナメは、独自製品の開発に力を注ぎ、他社との差別化を図っている。近況や今後の展開について同社の佐藤常務に聞いた。

──2024年の総括を。

 

24年3月期における太陽光パネル取付金具の出荷実績は、前期比15.7%減の91万個で、25年3月期には80万個となる見込みだ。総出荷量は減少しているが、汎用品の金具のほか、当社が独自に開発した製品の出荷は伸びているので、独自製品の販売を強化していく。

独自製品で売れ行きがいいのは、たとえば、北海道や東北地方、日本海側などの多雪地域向けに売り出した、垂直積雪量最大270cmに対応したハゼ式折板屋根用のパネル取付金具だ。24年8月の発売から引き合いは120件を超えている。23年に出荷した嵌合式折板屋根用の太陽光パネル取付金具も販売は順調だ。引き続き、独自製品の開発に力を入れ、差別化を図っていく。

その一方で、物流拠点を新たに2つ設けた。全国各地にいち早く部材を出荷できるように、出荷・物流面の対応力を強化した。

 

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