ニチコン
V2X連携可能な蓄電設備発売へ
同社のV2Xと連携可能な新しい蓄電設備のイメージ
EV(電気自動車)関連機器や蓄電設備を製造するニチコンは、2025年夏頃にV2X(車からの電力供給)設備と連携可能な新しい蓄電設備を発売する。公共施設や病院、マンション、物流拠点などへの導入を想定し、商社などを通じて初年度約100台の販売を目指す。
同社は、出力25kW、蓄電容量38.8kWhと、50kW、77.6kWhのいずれもDCリンク機能搭載型の蓄電設備を製品化する。充電出力9.9kWのV2X設備と連携できるようにする。製品の小型化を図り、25kW、38.8kWhの新製品は、20kW、32.4kWhの従来機と比べ、体積を6割に、重さを半分にするという。
接続可能なV2X設備の最大増設台数は、25kW機が4台、50kW機が8台である。同社は1年の製品保証を付与するほか、2年、5年、10年の保守契約を用意している。