「PCS700MW超出荷 25年は蓄電池本格出荷へ」
サングロウジャパン 唐晨 カントリーマネージャー
PCS世界大手のサングロウパワーサプライが日本で事業を拡大し、PCSや蓄電設備の販売で存在感を高めている。このほど日本法人のカントリーマネージャーに就任した唐晨氏に話を聞いた。
──2024年の概況は。
この数年で当社の認知度は上がっており、日本法人では営業や技術、保守などの人材を増やし、体制を強化した。対応の早さや質を高めた結果、24年は過去最高となる700MW以上の太陽光発電用PCS(パワーコンディショナ)を出荷した。23年の出荷実績500MWと比べ、1.4倍の伸びである。日本市場は停滞しているため、市場占有率は大幅に上昇したはずだ。
その24年には50kW機を新発売した。これは、太陽光パネルの電流に応じて入力回路を4~18回路に設定できる機能があるほか、MPPT(最大電力点追従)回路の電流値が高い。点検用の端子台が設けられており、法人自家消費用としても使い易いPCSだ。
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