アンドサンズ
太陽熱オーブン発売
輸入品販売のアンドサンズ(東京都品川区、押田秀樹代表社員)は、2020年1月3日に太陽熱を利用して食材を加熱するオーブンを発売した。燃料が不要なため、災害時やアウトドア用の調理器具として拡販する構えだ。
製品の外側をコルクで覆い、庫内と開閉式の蓋の内側に鏡を設置し、鏡面に当たった太陽光の反射熱で食材を温める。内部の鏡面が様々な方向から入射する光を反射によって効率よく集光するCPC(複合放物面型集光器)のように機能するため、内部の温度を165度まで高めることができる。
同社によると、晴天時はガスコンロの中火に相当し、20分で二合の炊飯が可能。庫内の断熱材と二重ガラスのカバーによって熱損失を抑えたことで、日没後も数時間は温度を保てるという。
製品はポルトガル製で、同社は日本総代理店として商品の販売とアフターフォローを行う。
製品名は『サンテイスト』。レギュラーサイズは税込み9万9000円、ラージサイズは同12万1000円。