第15回
地球温暖化対策推進法
2021年5月に改正された温対法について、制定の背景と要点を解説する。
1998年に成立した『地球温暖化対策推進法』は、気候変動対策に取り組む法律である。97年の『COP3(気候変動枠組条約第3回締約国会議)』による『京都議定書』の採択を背景に制定されており、議長国の日本が地球温暖化対策に取り組む姿勢を示す目的もあった。それゆえか、温対法には、個別施策の明記だけでなく、施行状況を定期的に検討するよう規定されており、政府は19年から状況を見直し、21年5月26日の改正に至ったのである。
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