地方行政の脱炭素戦略

[京都市]

2050年までに二酸化炭素排出ゼロを目指す自治体が増えている。全国で初めて脱炭素宣言した京都市の取り組みとは。

IPCC(気候変動に関する政府間パネル)総会が京都市内で開催された2019年5月、京都市は全国の市町村に先駆けて50年までに脱炭素化を実現する方針を示した。ただ当時すでに13年度における市域の二酸化炭素排出量784万tを30年までに40%超削減する目標があった。そこで市は20年12月に京都市地球温暖化対策条例を改正し、21年3月に『京都市地球温暖化対策計画〈2021-2030〉』を策定。13年度比41%の322万tを30年までに削減し、その後50年までに残りの460万t超を削減してゼロを目指すこととし、具体的な二酸化炭素排出削減計画を立てた。

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