ベルエナジー
可搬型のEV用急速充電器発売
EV(電気自動車)関連機器開発のベルエナジー(茨城県つくば市、鈴木勝蔵社長)は2021年7月、可搬型のEV用急速充電器を発売した。ロードサービス会社などに提案していく。
同社は米・スパークチャージが開発したEV用急速充電器を日本の総代理店として販売する。製品の開発時に日本独自の規格を伝えるなど連携した。
ベルエナジーは、日本のEV用急速充電規格であるチャデモ対応の充電ケーブルを搭載する最大出力20kWの『チャデモユニット』と、1台あたりの蓄電容量が3.5kWhで4台まで接続可能な『蓄電池ユニット』を組み合わせて提供する。蓄電池ユニット用の充電アダプタも付属させる。蓄電池ユニットは交流100Vで4時間の給電で満充電できるという。
チャデモユニットは、寸法が幅34㎝×奥行69㎝×高さ26㎝、重量が約20㎏。蓄電池ユニットは、寸法が幅34㎝×奥行61㎝×高さ23㎝、重量が約30㎏。いずれも小型・軽量ゆえ、軽自動車でも運べる。
同社はEVの蓄電容量がなくなり走行できなくなった際の駆けつけ救助などへの活用を見込む。各ユニットの価格を税別66万円とし、法人に直販する。チャデモユニット1台と蓄電池ユニット2台を標準セットとし、21年中に100セットの受注を目指す。