Vol.50
内子バイオマス発電所
愛媛県内子町から土地を借り、木材調達を手掛ける小田原木市場と木質ペレット工場を保有する内藤鋼業小田工場の隣接地に建設された地産地消型のバイオマス発電所。地元企業らが出資し、さらに地元の金融機関から資金を調達して開発した。燃料は、内子町森林組合をはじめとする地元の林業事業者から仕入れた原木を、内藤鋼業小田工場で加工した木質ペレットを使用。内子町とその周辺地域から集めた未利用材を活用することで、ペレット生産者を含め、地元に雇用を創出した。発電時に発生した熱をバイナリー発電設備で電力として回収することで発電効率を高め、発電した電力はFITを活用して四国電力へ全量売電している。再エネ発電所開発や電力小売り事業を手掛けるシン・エナジーがEPC(設計・調達・建設)を手掛けた。