新電力に瞬く寂光

[第28回]

一般家庭獲得へ「AISCEAS」を会得せよ

新電力の容量市場対策⑧

容量市場対策では、使用電力量の多い一般家庭の顧客獲得が重要だ。新電力コンサル、アンプレナジーの村谷社長が一般家庭向けマーケティング戦略を示した。

村谷敬(むらたに・たかし)

1980年生まれ。群馬県出身。成蹊大学法学部法律学科卒。行政書士。エナリス、エプコで培った電力自由化業界の経験を基礎に、電力ビジネスのコンサルティングを行う。エネルギー法務を手がける村谷法務行政書士事務所の所長を務め、2017年にAnPrenergyを設立、代表取締役に就任。

一般家庭の電力消費者が電力会社を切り替える際の意思決定は、EC(電子商取引)サイトで商品を選ぶプロセスと似ている。電力消費者の心理状態は「AISCEAS」に近い購買行動プロセスを通るのだ。

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