地方見聞録【北日本】

寒風吹き荒ぶ〝厳冬〟続く 再エネ企業は新提案に活路

北日本の再エネ市場に寒風が吹き荒んでいる。材料不足や資材高が深刻なうえ、雪害が多発し、出力抑制まで始まった。再エネ企業は壁面設置など新提案に活路を見出している。(本誌・岡田浩一)

北日本7道県における2021年度のFIT適用の太陽光発電導入量は、出力10‌kW未満こそ約70MWと前年度より1割程増えたが、10‌kW以上は約650MWと半減した。FIT案件の稼働がピークを過ぎたことに加え、雪の影響も大きかったようだ。低圧太陽光発電所を開発するアイシック(宮城県仙台市)の斉藤昭雄社長は、「雪害が多発し、改修に人手をとられた」と振り返る。

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