太陽光+蓄電池で10円/kWhを突破できるか⁉

コストダウンサバイバル

エネルギー基本計画案で、またしても太陽光発電業界は不条理な要求を突きつけられた。すなわち、太陽光発電+蓄電池で発電コスト10円/kWhへの低減だ。実現できれば、経済的に自立した脱炭素化電源として、「主力電源」なる称号を与えてくれるらしいが、できなければ、最悪のシナリオもあり得る。ならば、業界をあげて乗り越えていくしかない。〝コストダウンサバイバル〟を勝ち抜いて、持続可能なエネルギー社会を切り拓こう。(本誌・岡田浩一、楓崇志)

2050年を見据えたパリ協定や化石資源の枯渇問題を背景に、経済産業省は、再生可能エネルギーを経済的に自立した脱炭素化電源にする方針を打ち出した。

しかし、原子力発電が脱炭素化電源であると仄めかし、再エネが〝条件〟をクリアできなければ、原発を推し進める意向をも暗に示した。その条件とは、太陽光発電と蓄電システムで原発の発電コスト10円/kWhを下回ることである。

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