地方見聞録【九州・沖縄】

相次ぐ逆境を糧に次世代PVを拓く先駆者たち

FITバブルによる市場の乱高下。その影響をもろに受け、翻弄され続けてきたのが九州・沖縄の太陽光プレイヤーだろう。あの九電ショックから2年が経過したが、取り巻く環境は依然として厳しい。だが、逆境を乗り越え、次世代の太陽光発電市場を切り拓こうと、歩を進める者がいる。彼らの勇姿に迫った。

九州・沖縄の太陽光発電市場が冷え込んでいる。経済産業省の統計によると、2016年4月から8月までに九州・沖縄で設置された太陽光発電設備は、前年同期比35%減の約520MWだった。50kW以上1MW未満の高圧発電所が半減したほか、住宅用太陽光発電システムや低圧発電所、メガソーラーも軒並み30%前後減少している。このペースが続くと、16年度の導入量は1GW前後となり、2GW超の14年度から2年足らずで市場は半分に縮小する。

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