地方見聞録 【中四国】

地域活性化への狼煙 山陰、南四国の脱炭素革命

山陰と南四国の経済規模は小さい。しかしそれだけに、脱炭素化を地域活性化の切り札と捉え、積極的に推進している。山陰、南四国の脱炭素革命に迫った。(本誌・土屋賢太)

鳥取市は豊富な水資源を活用して小水力発電に取り組む

日本の都道府県別GDP(国内総生産)によると、鳥取県が最下位の47位で、高知県が46位、島根県が45位で、徳島県は43位だ。言うまでもなく、山陰と南四国の経済規模は、全国最低水準である。だが、地域脱炭素化においては違う。経済の縮小が深刻なだけに、脱炭素化を地域再生の切り札と位置づけ、着々と進めているのだ。

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