太陽光新時代への船出

2016年を占う3つのキーワード

2016年、日本は大転換期を迎える。4月から電力小売りの全面自由化が始まるからだ。太陽光業界には逆風が吹き荒れているが、決して終わりではない。FIT依存から〝自立〟へ、船出のときが来たのだ。

〝九電ショック〟を引きずったまま始まった2015年。4月から買取り価格が引き下げられたうえ、6月末には10kW以上のプレミア価格が終了した。

32円から27円に。この5円の価格差は、想定内と捉えるプレーヤーが多かった一方で、「出力制御のインパクトの方が大きかった」(国内太陽電池メーカー)。出力制御ルールの変更は、プレーヤーに大きな衝撃を与えた。特に無制限・無補償の出力制御ルールは、事業性を不透明にし、金融機関に融資を躊躇させた。

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