地方見聞録【中・四国】

PV業界に維新を起こす九人の侍

一旦始めたならば、百難にたわまず勇往邁進して、必ずこれを大成しなければならぬ──。幕末の激動を駆け抜け、三菱財閥を創業した岩崎弥太郎はこう叫んで社員を鼓舞したという。
彼の言葉はいまのPV企業に響くだろうか。確かに、太陽光業界は曲がり角に差し掛かった。新規開発が減り、市場は減速している。しかし、だからといって、安直に撤退してよいのか。これまで国民の負担で成り立つFITの恩恵に与ってきたのだ。次は我々が太陽光発電で国民に利益を還元するべきときではないか。
だがいま、一流企業の創業者を多く輩出した中・四国から、PV業界に誇り高き〝九人の侍〟が現れた。
〝維新〟が起こるかもしれない。

FITの開始から間もなく4年が経つ。全国各地に太陽光発電所が建設され、設備メーカーからEPC(設計・調達・建設)や発電事業者、あるいは地域の施工・販売会社まで、太陽光関連企業は多くの利益を手にしたはずだ。

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