現地ルポ!
九州PV発電所事故の真相
台風15号で被害79件に 杜撰な不良施工の実態 崩壊したJIS安全神話
2015年8月の台風15号で、九州7県3000ヵ所強の太陽光発電所のうち79ヵ所が損壊した。経産省は安全対策を強める方針だが、現場ルポで意外な真相が明らかになった。
パネル1000枚飛散 近隣住宅8戸に被害
―福岡県行橋市の250kW発電所が不良施工で崩壊。オーナー、施工業者、住民が大揉め。
昨年の台風15号の影響で、福岡県行橋市の250kWの太陽光発電所が全壊した。スクリュー杭が抜け、アルミ製架台は折れ曲がり、太陽光パネル約1000枚が吹き飛んだ。構外に飛散したパネルや架台は、近隣住宅8軒の屋根や壁を損壊。瓦をすべて張り替えた家もあれば、購入して1ヵ月の新車が破損した家もあった。
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