崖っぷちの日本版FIT

大規模メガ外し!? 〝180日〟ルールの衝撃

大規模メガ開発に黄信号が灯った。2014年4月、ルール無用の悪徳業者一掃のため、180日認定失効ルール、低圧分割禁止令が発動したのだ。この制度変更と32円の壁は分厚く、いま手にした23.5GWという受注残にあぐらをかけば、3年、4年後には新規受注がゼロという事態すら迎えかねない。

3月下旬、東京で開かれたあるセレモニーの壇上で、外資系ディベロッパーの幹部はこう呼びかけた。

「お祝いの席ながら一言。180日失効ルールの撤回を経産省に訴えましょう」。

だがこの訴えもむなしく4月1日、彼が危惧したものが現実となる。買取り価格32円(10kW超)への切り下げとともに、悪徳業者排除のため、180日認定失効ルールと低圧分割禁止令が発動したのだ。

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