活況パワコン市場に思わぬ異変

主役20社の現在地

太陽光発電システムの基幹機器、PCS(パワーコンディショナ)の国内市場が、かつてなほどの活況を呈している。PCSメーカーは一様に販売を伸ばし、13年度の国内出荷量は9GWを超える勢いだ。しかし、果たして今後もこの状況が続くだろうか。早くも競争激化の予兆が表れ、供給過多や工期遅延による〝ズレ〟が生じている。PCS主役20社に死角はないのか。

日本版FITが漸く3年目を迎えるというのに、落ち着きを見せるどころか、変化の絶えない国内の太陽光マーケット。総体としては高い伸び率で急拡大していることにほかならないが、それゆえにいくつかの歪みが表面化している。

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