ゼロカーボンへの果てしなき挑戦

地域脱炭素のいま

〝地域脱炭素〟は、未知なる領域への挑戦だ。国は脱炭素化で地域課題を解決し、産業を振興して地域の活性化に繋げる狙いだが、その道のりは遠く険しい。ただ、失敗は成功への近道ともいう。数多の困難に直面しながら悪戦苦闘する再エネ企業や地方公共団体の果てしなき挑戦を追う。(本誌・楓崇志、土屋賢太)

地域主導で脱炭素化を推進する〝地域脱炭素〟の動きが急速に進んだ。2050年までに二酸化炭素排出量の実質ゼロ実現を目指す『ゼロカーボンシティ』を標榜する自治体数は24年3月末で1078に到達。都道府県で唯一宣言していない茨城県でも県下44市町村のうち、36市町村が表明済みだ。19年9月時点で僅か4自治体だったゼロカーボンシティが5年足らずで全国に拡がったのである。

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