地方見聞録【中四国】
新事業に光明の兆し
躍進する地域再エネ企業
中四国では、系統用蓄電事業やFIP転蓄電池併設のほか、営農用太陽光発電や地域脱炭素など、新たな事業モデルが実を結び始めている。躍進する再エネ企業に迫った。（本誌・川副暁優）
再生可能エネルギー分野の新事業はいくつかあるが、なかでも注目度が高いのは系統用蓄電事業だろう。2024年4月から需給調整市場で一次調整力と二次調整力①、二次調整力②の取引が始まり、JEPX（日本卸電力取引所）と容量市場を合わせた3つの市場で取引できるようになった。多くの企業が参入を表明し、活況を呈しているが、中四国にも早くから系統用蓄電事業を始めた再エネ企業がある。日本エネルギー総合システム（香川県高松市）だ。
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