急がれる住宅用パネルの廃棄対策

事業用太陽光パネルの廃棄対策の議論は進められているが、住宅用は未だ蚊帳の外。放置すれば火災事故を誘発しかねない。対策は急務だ。
(本誌・岡田浩一)

消費者庁が昨年発表した住宅用太陽光発電設備による火災事故の調査報告書によると、この10年で127件の火災が発生し、太陽光パネルの配線接続部に起因する場合が多いという。具体的には、配線接続部が経年劣化等で高抵抗化し、バイパス回路の常時通電、断線につながり、配線接続部が断線することでアークが発生してパネルが発火、屋根の野地板に着火して住宅の延焼に至るのである。

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