NITE、定置用蓄電設備の水没試験開始
定置用蓄電設備の安全性評価は欠かせない。NITE(製品評価技術基盤機構)は2022年1月31日、定置用蓄電設備の水没試験を始めたと発表した。災害で蓄電設備の水没被害が多発するなか、データを蓄積し、安全性向上に活かす狙いだ。
NITEが始めた定置用蓄電設備の水没試験は、豪雨などによる水没時の現象の確認を目的としたもので、設備の全水没または50㎝の床上浸水を想定。試験では水槽内に蓄電設備を設置して毎分1~2㎝の速度で注水し、水没した状態で48時間観察する。その後、注水時と同じ速度で排水し、再び48時間の状態観察を行う。NITE上席参事官の国際評価技術本部蓄電池評価センターの佐竹秀喜センター長は、「水が引いてから実際の処理までに時間を要することも踏まえ、排水後48時間の経過観察を実施している」と話す。
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