〝非FIT〟新時代の太陽光運用ビジネス

スマートエナジー、3月末に株主変更

個人投資家が参画

O&M国内最大手のスマートエナジー(東京都中央区)は2022年3月31日付で株主を変更した。筆頭株主だったゴールドマン・サックスグループの保有株式を自社株買いするとともに一部を個人投資家に譲渡した。〝非FIT〟時代に突入するなかで、意思決定の迅速化を狙う。

大串卓矢社長(左)。全国に拠点を構え、豊富な技術者を擁する(右)

同社は2007年に設立。太陽光発電など再生可能エネルギー発電所の開発事業を手掛けるなかで、13年よりO&M事業を開始。17年にはゴールドマン・サックスグループが資本参画した。大串卓矢社長は当時の目的について、「大規模案件の受注獲得を狙ううえでは、財務基盤と顧客基盤が鍵を握る。そこで、バンカブルな体制を構築でき、大手発電事業者をグループ内に抱えるゴールドマン・サックスグループからの出資を受け入れた」と語る。

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