地方自治体の再エネ新戦略

小田原市、小規模電力網の非常時発動訓練実施 日本初

神奈川県小田原市や京セラらは2022年5月30日、市内に構築した小規模電力網(マイクログリッド)を使った非常時発動訓練を実施した。実際に小規模電力網を系統から一時的に切り離す訓練は国内初だという。

訓練には関係者が参加。左から4人目が濵野太洋京セラ執行役員経営推進本部長、同5人目が守屋輝彦小田原市長

今回、非常時発動訓練が行われた小規模電力網は、経済産業省の補助金を活用し、21年度に小田原市久野の『小田原こどもの森公園わんぱくらんど』に構築されたもので、事業主体の京セラとレクシヴ、湘南電力、エーエルアイテクノロジーズが参画。園内には、太陽光発電設備や大型蓄電設備、EV(電気自動車)充放電器が設置され、非常時には一般送配電事業者が持つ既存の配電線を借りて独立運用できる仕組みが築かれている。

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