〝全戸太陽光〟への障壁
パネル廃棄問題の実態
〝全戸太陽光〟時代の障壁となるのが、使用済みパネルの廃棄問題だ。リサイクルやリユース事業に参入する企業が相次いでいるが、問題はまだ解消していない。
太陽光パネルのリサイクル・リユース事業に大手電力会社が相次いで参入した。2022年8月3日に東北電力がリサイクル・リユースの適正ルートの構築に取り組むと発表すると、8月29日には中部電力グループのシーエナジーも港湾運送の愛知海運と協業して太陽光パネルのリサイクル事業に参入すると発表した。愛知海運の蒲郡支店にリサイクル装置を導入し、23年4月以降稼働させる。同社はリサイクル品の研究開発も始める方針で、シーエナジーの再エネ・新規事業部再エネ・新規事業課の田島久吉課長は、「リサイクルガラスは使用用途が限られているため、用途開発をしていく」と語る。
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