徹底考察!
FIP事業収入の仕組み
FIPの事業収入は、電力の市場価格と連動するため予見性は低くなるが、長期的にはFITの事業収入と同等とされている。市場価格の変動パターンを複数挙げ、FIPの収入構造を考察する。
FIP(フィード・イン・プレミアム制度)を活用する発電事業者は、再生可能エネルギー電力の売電収入に加え、プレミアム(供給促進交付金)収入が得られる。プレミアム収入は、電力の市場価格、すなわちJEPX(日本卸電力取引所)の取引価格と連動し、市場価格が高い時には少なく、安い時には多くなる。それゆえ、市場価格が下落して発電事業者の売電収入が減少しても、プレミアム収入によって補填されるのだ。
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