住宅用太陽光 再浮上の要諦

参戦企業続々

脚光浴びる無償設置

需要家の初期負担なく太陽光発電設備の導入が可能になる無償設置モデル。住宅用で始めた企業も増えている。利点と課題を追った。

太陽光発電設備の無償設置モデルは、TPO(第3者所有)やソーラーPPAとも呼ばれる。基本的な仕組みは次のような形だ。

販売・施工会社やメーカーが住宅の屋根に太陽光発電設備を設置し、その設備を投資家などが買い上げ、所有者となる。売電収入は設備の所有者が得ることになるが、家の住民は設備の初期費用を負担する必要がなく、自家消費分の電気代を支払うだけでよい。住民は日々の電気代が安価になるうえ、停電対策にもなる。米国では2000年代後半に登場し、瞬く間に市場に浸透していった。

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