被災地に差し込む一筋の〝太陽光〟

楢葉で働く理由

2017年7月、福島原発事故で被災した楢葉町でアンフィニの福島工場が稼働した。スタッフのなかには故郷を追われた人もいる。楢葉町出身の3人に、いまの率直な思いを聞いた。

工場屋根に設置された太陽光パネル。発電した電力は全量工場内で消費している

製造部製造課で働く松本裕之さん(23歳)は高校1年生の時に被災し、避難先のいわき市で卒業を迎えた。

進路を決める際、「地元で就職して、地元に貢献したいと思っていたけど、震災があったので適わなかった」(松本さん)。縁があって栃木県の寿司チェーン店に就職し、新潟県の店舗で働くこととなったが、やはり地元で働きたいという思いもあって2年で退職、避難指示が解除された後、楢葉町に戻った。アンフィニが楢葉町で工場を建設し、職員を募集しているということを知り、すぐに応募した。

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