緊急提案!再エネ企業のBCP

「危機にこそ経営理念を」

近畿大学経営学部 中谷常二 教授

プロフィール(なかや・じょうじ)●京都大学大学院文学研究科修士課程修了。大阪大学大学院国際公共政策研究科博士課程修了。博士(国際公共政策)。日本学術振興会特別研究員、ミネソタ大学カールソン経営大学院客員教授などを経て現職。人事院公務員研修所客員教授を兼務。専門は、ビジネス倫理、公務員倫理、ソーシャルメディアの倫理など。

経営理念に立ち返ることによって、企業が危機的状況から脱するということがある。

1982年、米製薬大手のジョンソン・エンド・ジョンソン社が大きな事件に巻き込まれた。当時同社の主力商品だった『タイレノール』という鎮痛剤に毒物が混入され、7人の死者が出たのである。

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