容量市場の初回約定価格、あまりに高い1万4137円/kW
OCCTO(電力広域的運営推進機関)は2020年9月14日、初回の容量市場の約定結果を公表した。約定価格は1万4137円/kWで、経過措置を踏まえた約定総額は1兆5987億円に上った。諸外国に比べ高く、新電力会社からは悲鳴が上がっている。
容量市場は、再生可能エネルギー電源のさらなる導入を前提に火力発電のような調整力を持つ電源を維持するため、あるいは新設する際の投資回収の予見性を高めるために、将来の供給力を価値として認め、取引する市場である。初回の対象は2024年度の供給力で、総約定量は1億6769万kW、約定価格は1万4137円/kWだった。
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