再生可能エネルギー 市場別分析2021

①国内太陽光発電

FIT需要が終焉も脱炭素化で再燃か

高水準の導入が続く国内太陽光発電市場だが、FIT需要の終焉が近づく。新制度への移行が迫るなか、2021年は新たな事業モデルの具現化が鍵を握る。

コロナ禍の影響が危惧されていた日本の太陽光発電市場だが、2020年も高水準の導入量を維持したようだ。太陽光関連のシンクタンク、資源総合システムは、20年のDC(直流出力)換算での導入量を8GWと予測。前年の7.7GWに対し、増えたという。同社イノベーション推進部長の大東威司上席研究員は、「コロナ禍の影響を懸念していたが、結果として大型案件の建設は止まっておらず、前年と同規模の導入量を維持した」と見ている。

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