誌上講義②
加速劣化試験は実現するのか⁉
テュフ ラインランド ジャパン
この試験をすれば、実曝露の何年相当になります──。太陽電池の信頼性を証明するため、様々な認証機関や研究機関が試験方法の開発に打ち込むが、なかなか決定打が出てこない。そんななか、テュフ ラインランド ジャパンが新しい試験サービスを開発した。
テュフ ラインランド ジャパン
●五十嵐広宣
製品部 太陽光発電課 アジア太平洋地域 課長
●津野裕紀
製品部 太陽光発電課 太陽電池校正サービス・太陽光発電研究 シニアスペシャリスト
●守田賢吾
製品部 太陽光発電課 太陽電池校正サービス・太陽光発電研究 チームリーダー
『IEC規格に基づいた温度サイクル試験は実曝露の3.1年にしか相当しない』──。
昨年、テュフ ラインランドはこんな実証データを発表した。
IECが定める温度サイクル試験とは、試験槽の中に入れたモジュールの周りの空気を、マイナス40℃から85℃の間で変化させ、それを200サイクル繰り返す試験のこと。サーマルサイクル(TC)とも呼ばれる試験について、テュフ ラインランドはこう指摘する。
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